2016年3月22日

美波町・木岐「椿公園」散策

美波町・木岐地区の住民の皆さんが15年以上かけて整備した「椿公園」が今年2016年の春、初めて一般に公開されました。
3月12日に記念イベント「木岐椿まつり」(木岐まちづくり協議会主催)が開催され、植樹や散策路の整備をした住民団体・木岐椿公園愛護会の橋口嘉昭会長、影治信良町長らがテープカットを行いました。大勢の家族連れなどが園内の散策路を廻りながら400品種約1200本が植えられた園内の、色とりどりのツバキの花を楽しみました。

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                               (青い海を見渡せる展望台)

 

私も遅ればせながら1週間くらい後に椿公園を訪れました。
公園の散策路はきれいに整備され、植えられている椿の根元から木のてっぺんにまで、お世話をする皆さんの深い愛情が感じられ、とても心が和む風情が漂っていました。

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園はまだまだ拡張しつつあるようで、苗木も新たに植えられ続けているようです。
私も草を抜いたり木を育てたりすることを少しは経験して知っているつもりですが、この公園の広さを見ると、お世話をされる方々のご苦労は大変なものだなと思いました。

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さて、公園の場所はどこかというと、「木岐の満石神社の裏山です」、といえば年配の人ならすぐにわかるといいます。なぜかというと、この神社は昔から皮膚病全般、特にイボ取りによく効くと伝えられる「満石権現の水(みついしごんげんのみず)」という「御神水」があることで有名で、別名「イボ神様」として知られ、遠く阪神や九州の方からも水を求めて多くの人が訪れるといわれているのです(信じるか信じないかは、あなたにお任せです)。ちなみにこの名水は、海岸のすぐ近くにありながら真水であるということも摩訶不思議なところだそうです。

 アクセスについて、若い人の為に詳しく説明すると、日和佐道路の由岐出口を降りて海沿いの方へ車を走らせ、由岐・田井の浜を左に見ながら、木岐トンネル、木岐小学校を過ぎてすぐ、木岐の漁港に入る手前を左に、山に沿って回り込むと満石神社への登り口(駐車場)があります。

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駐車場には水洗トイレも整備されています。そこから入り江の穏やかな海を眺めながら進む道は神社への参道ですね。しばらく進むと、満石神社本堂に登る石段につきますが、そのすぐ手前に「椿公園」の入口があって案内板が立っていました。
「椿公園」は神社周辺の山を廻るようにしてつくられているのです。

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皆さんもぜひお誘い合わせておいでくださり、地域の活性化にもつながる椿公園の整備にかける地元の皆さんの熱い思いに触れてください。
ご期待ください。これから5年10年と、ますます見応えのある椿の園になっていくことでしょう。(写真と文投稿:美波町T・Hさん)

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