第6回徳島南部ライフサポートセンター定期総会開催
さる5月23日(月)18時から、文化会館研修室にて「第6回徳島南部ライフサポートセンター定期総会」が開催されました。
山本真史副会長(四国労金阿南支店)の開会あいさつから始まり、続いて松村会長が、
「今労働者とその家族、そして地域を取り巻く情況は、経験したことのない大変厳しいものになっています。
労働4団体が「ライフサポートセンターの設置による勤労者の生活相談や支援のための拠点づくり」について合意・確認した初心に立ち、さらにその枠を超えたネットワークの形成に努め、労働問題のほか、何でも相談、就業支援、福祉サービス、各種生活応援運動、様々な保障の充実など、幅広い取り組みを進めるという任務を再認識しなければなりません。皆様のノウハウやご協力をいただきながら4団体の連携をより一層緊密にすることで多様な活動と地域における安心システムの構築に貢献することを目指していきます。」と力強く訴えました。
「働く者の生活の底上げ・底支え、格差是正の実現をはかる」という運動が進められる一方で、生活の中に「ゆとり・豊かさ」を取り戻すこと。働くことを軸としながら、労働者がその家族、地域の方々とともに健康でゆとりのある生活を享受できるように、その一助となる活動を進めること、を設立時から一貫している私たちの重要な任務と考えます。
そのために「なんでも相談」や就労の為の「運転免許特別講座」「パソコン教室」などの講座のサポート、各種イベントの開催と協賛、プルタブ運動等エコ活動の推進、などを展開してきました。
「なんでも相談」では深刻な労働問題やメンタルな問題、近隣とのトラブルなど、心身ともにゆとりを持ち得ない世相を反映する事案が増えております。
それらを通じて私たちの任務の一層の重要性と同時にその困難性を痛感しました。
弱肉強食の社会であり、労働者を苦しめる企業を野放しにしている社会、それが今の情況であり、勝ち残ったものだけが勝者として一人前の生活ができる。
競争に敗れ、或いは政策・制度のはざまでつまずいてしまった人たちは起き上がれず、人並みの生活から遠く離れた、「貧困者」「ワーキングプア」「敗残者」としての生活に甘んじなければならない。これは決してオーバーな話ではありません。
労働者を中心とした大衆は、すでにこのような情況の中に巻き込まれ、労働環境は劣化、日々の生活は不安と生活苦の中で心身ともに疲弊した人たちが増え続けています。それは私たちライフサポートセンターの業務の中で痛いほど感じているところです。
2005年8月、社会構造の変化のなかにあって、労働組合、労働者福祉協議会、労働金庫、全労済、ならびに目的を同じくするNPO諸団体等が協力し、勤労者の暮らし全般にかかわる支援(サポート)をする。勤労者の暮らしに関する不安を解消し「ゆとり・豊かさ」を追求する、と合意・確認した私たちの使命は、ますます重要かつ困難なものになっていきます。4団体の合意・確認
すべての人が人間らしく生き、「生きていてよかった」と言える、明るく希望のわく社会づくりのために、少しでも寄与できるように、引き続き「なんでも相談」や健康ウォーク、地域に密着した交流、各種のイベントへの参加やセミナーの開催などを、昨年にも増して充実させ、ライサポ設立時の目的を見失わず、常に活動の基本として取り組んでまいります。役員体制
また管内労働者の皆さんや関係各位のご理解と連携、そしてご支援をいただきながら活動を進めていきます。
渡邊一雅副会長(全労済徳島県本部)による閉会あいさつの後、松村会長の「一致協力して『福祉社会の実現』を目指しましょう!」、と「ガンバロー」三唱で、午後7時30分過ぎ、総会を終了しました。