2015年5月29日

第5回徳島南部ライフサポートセンター定期総会開催

さる5月22日(金)18時から、富岡公民館大ホールにて「第5回徳島南部ライフサポートセンター定期総会」が開催されました。

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アベノミクスと称される経済施策によって得をし、甘い汁を吸うのは輸出大企業などの経営側、一部の富裕層、投資家、そして大株主たちだけというのは自明の理で、一部の強者が大多数の弱者の上に胡坐(あぐら)をかいているという図式はますます強固なものになっていくでしょう。

私たち労働者は言わずもがな、「弱者」としての選別のなかに制度・政策ごと押し込められ、これからも格差の拡大等不条理極まりない状況が続いていくと言わざるを得ません。

そんななか、私たちライフサポートセンターにとって、その設立時から受け継ぐ任務はますます重要になっており、2014年度は、「生活は賃金だけによるものではなく、生きがい・やりがい・働きがいを求めるには、色々な角度からのいろいろな形でのサポートが必要だ」との認識を新たにしながら、様々な活動に取り組んでまいりました。

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2014年度活動報告は次のような項目です。いずれも満場一致で了承されました。

・暮らしのなんでも無料相談

・エコキャップ・プルタブ推進活動

・求職者支援講座(介護初任者研修科1)

・第19回自然とふれあう健康ウォークin美波

・労働金庫との共催・協賛事業

・第85回メーデー阿南那賀海部地区集会への参加

・労働者・徳島県高退連南部地協との連携

・行政との連携

・決算報告

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2005年8月。連合、中央労福協、労金協会、全労済の4団体の間で、ライフサポートセンター設立にむかって次のような合意がなされました。

「4団体は、人口の減少・高齢化等をはじめとした社会構造の変化のなかにあって、勤労者の暮らしに関する不安を解消し「ゆとり・豊かさ」を追求することができるか「共同の活動(事業)」の在り方について検討してきた。その結果、それぞれの団体・組織が「創業の初心」に立ち返り、自らの役割と責任への決意を新たにするとともに、労働組合・労働者福祉事業団体、ならびに目的を同じくするNPO諸団体等が協力し、「勤労者の暮らし全般にかかわる支援(サポート)事業(活動)の具体化」の必要性について認識を共有した。その内容は…(連合が計画する)「ライフサポートセンター(仮称)」の設置による勤労者の生活相談や支援のための拠点づくりと共通するものである」。

こうして地域を拠点とした総合生活支援のためのライフサポートセンターが4団体の協力のもと各地に誕生していきました。徳島県ではまず2007年1月に西部ライサポが設立され、ついで2010年3月には徳島中央ライサポが、2011年6月には南部がそれぞれ設立に至りました。

 

連合など労働者福祉の向上を任務とする4団体がそれぞれ設立の初心に立ち返り、強い決意を結集してつくった「ライフサポートセンター」は今、各地で着実にその活動を定着させ認知度を高めてきました。

私たち南部ライサポもまた、専従スタッフ、ならびに構成組織の方々が相互に連携しながら、常に設立当初の決意を忘れず、ぶれることなく労働者やその家族の方々の生きがいやゆとりづくりなど、いわゆるワークライフバランスの実現のための一助になることが重要な任務だと考え、各種の事業を展開してまいりました。

 

労働者にとって「8時間は労働、8時間は休息、そして残り8時間は自分たちの自由な時間のために」という、メーデー誕生当初の主張は、今もって解決に至らず労働者たちの切なる願いとして受け継がれています。

そればかりか、労働者をとりまく環境はますます厳しさをましており、まず派遣法の改悪、残業代ゼロ法案、首切り自由化法案、さらに言えば特定秘密保護法、自衛隊の海外派遣に及ぶ解釈改憲など、ここにきて戦前に回帰するかのごとき動き、人を物としてしか扱わないような状況づくりがますます加速しているように思われます。

 

すべての人が人間らしく生き、「生きていてよかった」と言える、明るく希望のわく社会づくりのために、少しでも寄与できるように、引き続き「なんでも相談」や健康ウォーク、地域に密着した各種のイベントへの参加やセミナーの開催などを、昨年にも増して充実させ、ともに決意を新たにして力を合わせて取り組みを進めてまいります。

 

2015活動方針は前年度からの活動を踏まえ、さらなる発展充実を期して関係各機関や事業所、そして広く市民町民の方々と連携しながら進めてまいります。

2015年度予算ならびに新役員体制も満場一致で承認され、第5回定期総会は19時45分頃閉会となりました。

勘角議長(新日本電工労組)さん、お疲れ様でした。

代議員の皆様、昼間のお仕事でお疲れのなか長時間のご協力大変ありがとうございました。

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