2017年1月6日

那賀町がアツイ!

ええっ!「はんごろし」!
那賀町相生にある「もみじ川温泉」の前を車で通りかかったとき、本当にビックリして、ハンドルを切り損ねるところでした。
「もみじ川温泉」の道向かいにある産直店の写真、この幟(のぼり)を見てください。
この「はんごろし」って何? なんと、ハ・ン・ゴ・ロ・シ・・・ですよ?


ドローン特区、山武者、農村舞台・人形浄瑠璃、もんてこい丹生谷、水崎廻り、高の瀬峡(紅葉)、四季美谷温泉、太龍寺ロープウェイ、ナカ鹿丼、ジビエ料理、メディアドゥ社長藤田恭嗣、地下足袋王子、かきまぜ、ゆずばあちゃん、ゆずがっぱ、相生晩茶、氷柱羊羹(つららようかん)、ヤギ乳アイス、農村レストラン、拝宮和紙、太布織り。
「那賀町」についてすぐに思いつく言葉だけでもこれだけあります。
私は知っているんです。今、那賀町が町をあげてやたらとアツイ、熱い、熱いんです。

那賀町はすべて「山の中」です。
そんな山の中にあって井の中の蛙のように閉じこもるのではなく、また借り物の活動ではなくて、那賀町にしかないもの、那賀町の誇るべきもの、那賀町の望むもの、目指すもの、那賀町に期待されるもの、「それはこれだ!」、と胸を張って町の皆さんがどんどんと口に出して、人間の体でたとえたら、血流がガンガンよくなり、フットワークも軽く、活動を始めているように見えます。
本当に地に足を付けている、という感じがしますね。
先ほど紹介した言葉はみんなその熱気の中で生まれたり育まれたりしているものです。

さて私は幟に書かれた意味不明の挑戦的な言葉に、吸い込まれるように中へ入ってしまいました。
すると、エエッ、こ、これは!
うわあ、デリシャス!これはなんておいしんでしょう!
この後味の深さやさしさ、いやみのない品のよさ。ああハンパなく素敵な味、去りがたい味、那賀に住みたあい!

私は調べました。那賀町名物「はんごろし」は、もち米にうるち米を混ぜたものを半分くらい潰して、中に小豆餡を入れて黄な粉をまぶした「食べ物」のことです。
半分くらいだけ潰すので、地元では昔から「はんごろし」と呼んでいます。
もうお分かりでしょうが、那賀川を下った阿南の町では、「なんだ、おはぎか」といわれてしまうかもしれません。
でも那賀で受け継がれる「はんごろし」の特長はヨモギも入って一層風味が豊かなのです。
それだけでなく澄んだ空気やきれいな水に育まれたお米を使って、生産農家やJAなどが中心になって伝統的な製法を引き継ぎ、地元のおばちゃんたちが毎日心をこめて作る那賀ならではの特産品です。
レシピを聞いて私が家で作ったとしても決してこの味は出ないことでしょう。
おばちゃんたちは胸を張って「那賀町の宝物です」と言います。
その絶妙のおいしさのうえに、ユニークな名前のおかげもあってか、たいてい午前中で売り切れてしまうそうです(3個入り280円、5個入り450円)。

パンフレットには、こう書かれていました。

 ぼくの相生の おばあちゃんは
 おはぎ のこと
 はんごろし って言う
 ほんなら おもちはって聞いたら
 ほら みなごろし じゃわだ
 と言って笑った

私も笑ってしまいました。
(阿南M・Y記)

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