2014年6月18日

「残業代ゼロよりも過労死ゼロをめざせ!」(連合)

「ホワイトカラー・エグゼンプション」がバージョンアップして暴走する。

政府は、労働時間ではなく成果で評価する賃金の仕組みを導入し、週40時間を基本とする 「労働時間規制」を外すという方針を打ち出しました。
その対象者は限定するものの、 残業代を支払わないという「ホワイトカラー・エグゼンプション」です。

労働時間に関わらず賃金を一定にする、という政策はつまり、いくら残業しても一定の 賃金しか払わないでよい、という制度で、
安倍首相は例によって審議会(産業競争力会議) を隠れ蓑にし、経営者サイドの意向を受けてその対象者をさらに拡大しようとしています。

対象者は、年収だけでなく、職種、さらには労使の合意さえあればすべての労働者にまで 拡大出来るようにしようというのです。誰かれなく、成果が出るまで労働時間に関係なく 働け、という経営者側の論理に基づく制度です。

 今労働者は、組合の弱体化に伴いかつてのように「雇用か賃金か」を迫られる空気の中で、極 めて非力で不利な立場に置かれています。

それでも国民とともに団結共闘して「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入に向けた 暴走を、なんとしても食い止めなければなりません。
少なくとも「サービス残業や過労死の 問題」がその前に解決されなければ、この制度の導入などあり得ないことです。(2014.6.18)

 

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