2019年5月8日

第90回メーデー阿南那賀海部地区集会が開催されました

第90回メーデー阿南那賀海部地区集会が開催されました。

日 時:2019年4月27日(土)午前9時20分~
ところ:阿南市市民会館 駐車場
参加者:12組合。約120名
内 容:特別決議、メーデー宣言、プラカード審査、デモ行進
来 賓:岩浅嘉仁  阿南市長
    橋本幸子  阿南市議会議長
    鈴木圭吾  徳島人権・平和運動センター事務局長
    仁木博文  元衆議院議員
    仁木啓人  徳島県議会議員
    福谷美樹夫 阿南市議(市民クラブ)
    日下公明  徳島県退職者連合 会長
    原田利朗  徳退連南部地域協議会・副会長
    佐々木美紀 四国労金阿南支店 支店長

2019年4月27日(土)午前9時20分、阿南市市民会館駐車場において、加盟組織より120名の労働者が参加し、第90回メーデー阿南那賀海部地区集会が開催されました。
式典では岩浅阿南市長をはじめ来賓の方々や、連帯する組織から祝辞・メッセージをいただきました。
今年は長期連休となったため、連休の初日開催とした。風が強く冬に逆戻りしたかの寒い中での開会となりました。1時間に及ぶ式典にもかかわらず、ご挨拶や熱い檄、またプラカード採点、そして最後の「団結ガンバロー」まで精力的にご協力下さり、誠にありがとうございました。
2019春季生活闘争未解決組合を支援する特別決議案など4件の特別決議と、メーデースローガン、メーデー宣言が採択されました。
力いっぱいの「団結ガンバロー!」で気勢を上げたあとデモ行進に参加し、クラシノソコアゲの実現、社会保障制度の充実など、シュプレヒコールの声を高らかにあげながら行進しました。


   松本佳彦・メーデー実行委員長           岩浅嘉仁・阿南市長

 


  仁木よしひと県議     結集した労組の皆さん   橋本幸子阿南市議会議長

 

 

 <メインスローガン>

  「格差をなくし、平和を守る!

  笑顔あふれる未来をつくろう すべての仲間の連帯で!」

参加した皆さんから出されたプラカードにはたくさんの切実な声が溢れました。

「パパ今日も残業なの?早く帰ってきて」 「笑顔いっぱい明るい職場」
「女性が働きやすい職場に」 「子育てしやすい環境を」 「子どもの未来のため」
「それハラスメントじゃないの」 「ボーっと忖度されてんじゃねーよ」 etc.

 

     1等賞は「JP労組徳島南支部」の意表を突いたプラカード!

 

<採決された決議>

  1. 2019春季生活闘争未解決組合を支援する特別決議
  2. 良質な公共サービスの確立を求める特別決議
  3. 働く者のための働き方改革の実現に向けた特別決議
  4. 憲法改悪を阻止し、部落解放・人権政策確立と「部落差別の解消の推進に関する法律」の完全実施を求める特別決議

☆デモ行進では、街宣車を先頭に

  • 公平公正な税制を確立しろ!
  • 格差拡大・負担増 反対!
  • 働き方による差別を許さないぞ!
  • 非正規雇用労働者の処遇改善を行え!
  • 公務員の労働基本権を確立しろ
  • 連合徳島は闘うぞ!闘うぞ!勝利するぞ!

などとみんなで声高くシュプレヒコールをあげながら約1時間のコースを歩きました。

デモ行進終了後、恒例の抽選大会も盛会の内に終わり、12時前の解散となりました。
皆さん、風の強い大変寒い中お疲れ様でした。

私達をとりまく生活や労働環境は、極めて厳しい状況であるが仲間の皆様及びすべての働く人々と力強く連携し、「ゆとり・豊かさ・公正さが保証され、働くことを軸とした安心・安全な社会」を実現するために頑張っていきましょう。

 

<メーデー宣言>

私たちは本日、第90回メーデー阿南那賀海部地区集会を開催した。
メーデーは、1886年に米国の労働者が1日8時間労働を求めてゼネストに起ち上がったことを起源としている。日本のメーデーは、1920年5月2日に第1回が開催された。その後、戦争などで禁止に追い込まれたが、第二次世界大戦後、働く者の団結と連帯によってメーデーは復活し、労働者の地位や労働条件の向上、民主主義の発展などをめざし継続され、本日90回目のメーデーを迎えることができた。改めてメーデーの原点や意義を振り返り、すべての仲間が団結・連帯することの重要性を認識しよう。そして、労働者の祭典であるメーデーが90回目を迎えた中、ナショナルセンターである連合が結成30年を迎えることの意義は大きい。
東日本大震災から8年、熊本県を中心とする九州地震から3年、昨年も各地で、地震や豪雨、台風などの大規模な災害が立て続けに発生した。依然として多くの人たちが不自由な生活を強いられている。一方、被災地では、支え合い、助け合いをすることで前を向いて歩を踏み出す姿がある。私たちは、引き続き災害を風化させることなく、防災・減災などの取り組みとあわせ、被災地の復興と地域の安全を守る運動を展開していく。
この4月から、改正労働基準法をはじめとする、働き方改革関連法が施行された。誰もが健やかに安心して働き続けられるよう、36協定の遵守など真に働く者のための働き方改革を確実に遂行していかなければならない。また、これまでの「底上げ・底支え」「格差是正」の流れを継続するとともに、社会的セーフティネットの拡大・強化により、子ども・子育て支援、医療、介護など、政策・制度の実現を通じて将来不安の解消にも取り組む。「働くことを軸とする安心社会」の実現をめざして、労働者福祉事業団体やNGO・NPOなどの諸団体と連携を強化していこう。
世界の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的に創設された国際労働機関(ILO)が本年100周年を迎えた。「労働は商品ではない」とILOが1944年の総会で採択したフィラデルフィア宣言(国際労働機関の目的に関する宣言)は、完全雇用や社会福祉の向上など、第二次世界大戦後のILOの活動基本方針となったものである。新たな100年に向けて、政労使が仕事の世界の課題により適切に取り組むことができるよう、仕事の未来について世界的な対話の促進をはかろう。
世界では、貧富の格差拡大に加え、平和・人権を脅かす言動が見受けられるなど、不安が高まっている。世界の恒久平和に向けた運動の強化とともに、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成のために、すべての仲間の連帯と国内外の関係諸団体との連携によって、すべての人が平和・人権を守り、笑顔あふれる未来に向けて、全力を挙げて取り組むことをここに宣言する。

 2019 年 4月27日
                                       第90回メーデー阿南那賀海部地区集会

 

結集された仲間の皆さん、希望と安心の社会をつくるために、心を合わせ、力を合わせ、団結・連帯してともに頑張っていきましょう。

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