2018年2月7日

「2018春季生活闘争開始宣言徳島集会」が開催されました

「2018春季生活闘争開始宣言徳島集会」開催
すべての労働者の立場にたって働き方を見直そう!
「底上げ・底支え」「格差是正」でクラシノソコアゲ!

2018年2月2日(金)18時、連合徳島は労働福祉会館において2018春季生活闘争開始宣言徳島集会を開催し、多くの仲間が勝利に向かって気勢を上げた。
冒頭、春闘共闘会議・森本議長から挨拶。
引き続き2018春季生活闘争においても、「大手追従・大手準拠などの構造を転換する運動」と月例賃金の引き上げにこだわり、「賃金は上がるもの」という社会的合意を取り戻し、賃金引き上げの流れの継続・定着を訴え、
「GDPの6割を占める個人消費は伸び悩んでいる。労使ともに生産性3原則をきちんと踏まえたうえで「経済の自律的成長」「経済好循環の実現」という社会的目標達成のために、私たちはあらゆる手段を用いて個々の企業・職場における「底上げ・底支え」「格差是正」に向けて構成組織が一丸となった取り組みを継続していく。共にがんばりましょう!」と檄を飛ばした。
また「パートでも私は会社の大黒柱」という川柳を紹介し、同じ職場で働くすべての労働者の均等・均衡待遇の実現や正社員化の取り組み、安心して育児・介護・治療と仕事の両立を可能とする取り組みなどワーク・ライフ・バランス実現に向けた取り組みも必要である、と訴えた。

また賃上げ要求水準は、それぞれの産業全体の「底上げ・底支え」「格差是正」に寄与する取り組みを強化する観点から、2%程度を基準とし、定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)を含め4%程度とする、と宣言した。

次に島事務局長から具体的な労働条件の要求内容と、闘いの進め方に関する説明があり、あらためて構成組織全体での意思統一が図られた。
また、民間大手代表・民間中小代表・官公労代表・地域部会代表から要求のアピールや共にがんばろう、との決意表明があり、大きな連帯の拍手に包まれた。
続いて青年委員会委員長の小畑文人さんから「2018春季生活闘争開始宣言案」が読み上げられ全体の拍手で確認された。

最後に森本会長の音頭で「団結ガンバロー」の雄たけびをあげて、2018春季生活闘争開始宣言徳島集会を終了した。

具体的な労働条件の要求内容と闘いの進め方は次のとおり。

<具体的な労働条件の要求内容>
(1)要求書提出
要求書提出は原則として2018年2月末とし、遅くとも3月末までに提出し、前段交渉を強化する。

(2)要求の骨格
連合方針・各構成組織・共闘会議方針を踏まえ責任を持って各組織において要求作りを行う。なお、中小・地場組合の要求骨子については、さらに議論を深め中小労働対策本部において策定する。

1)賃金関連
 ①月例賃金 ②規模間格差の是正(中小の賃上げ要求)③雇用形態間格差の是正(時給等の引き上げ)④男女間賃金格差の是正 ⑤企業内最低賃金 ⑥一時金 ⑦中小企業・非正規雇用労働者等の退職給付制度の整備

2)すべての労働者の立場にたった「働き方」の見直し
①長時間労働の是正 ②職場における均等待遇実現に向けた取り組み

3)ワークルールの取り組み
①改正労働基準法に関する取り組み
②同一労働同一賃金の実現に向けた法改正に関する取り組み
③改正労働者派遣法に関する取り組み
④障がい者雇用に関する取り組み
⑤有期労働契約(無期転換ルール)に関する取り組み
⑥女性活躍推進法に関する取り組み
⑦短時間労働者に対する社会保険の適用拡大に関する取り組み
⑧育児・介護・治療と仕事の両立の推進に関する取り組み

4)男女平等の推進
①女性活躍推進法、男女雇用機会均等法等の定着・点検
②育児や介護と仕事の両立に向けた環境整備
③次世代育成支援対策推進法にもとづく取り組みの推進

<闘いの進め方>
(1)共闘強化による機能強化
春季生活闘争は、労働組合が社会的にその存在感と存在意義を最大に発揮する闘いであり、自らの労働条件を自らの手で勝ち取り、その結果を未組織労働者にも波及し日本社会全体の向上が図られていく取り組みである。
徳島県共闘会議においては、共闘体制の強化により、第1先行組合、第2先行組合による相場形成と波及力強化に向けた情報開示を進めるとともに、中小労働対策本部における議論を活発化し、中小・地場の闘争へと繋げていく。ヤマ場前段における集会・学習会等を設定し、共闘体制の強化拡大をはかる。

(2)中小・地場共闘の体制と連携強化
徳島県下の中小・地場の早期解決に向けて、各組織の連携を強化し取り組みを進める。闘争情報の共有化をはかり、闘争前段・ヤマ場における効果的な集会等に取り組むこととする。中小労働対策本部においては、総会・研修会を開催し、2018春季生活闘争方針を確立する。

(3)官公労部門との連携強化
 官公労・民間相互の闘争支援体制を強化するとともに、公契約基本法・公契約条例の制定の取り組みや公務員制度改革に向けた取り組みの具体的連携を強化する。

(4)社会的波及効果を目指した2018春季生活闘争の強化
 「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、各構成組織と地協の連携を強化して「クラシノソコアゲ応援団!RENGOキャンペーン」を継続展開する。  
 あわせて、労働相談活動や組織強化拡大運動との連携により、県民・地域に影響力のある闘争を展開する。

<南部地協における春闘街宣(キャンペーン)の日程は次のとおりです>
第一次:2018年2月27日(火) 阿南「道の駅公方の郷なかがわ」で街頭演説  その後主に阿南地域を廻る
第二次:2018年3月29日(木) 主に那賀・海部地域を廻り街宣。美波町で街頭演説

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