2017年12月28日

徳退連南部地協第6回定期総会開催

2017年12月21日(木)午後4時からロイヤルガーデンホテルにて徳島県退職者連合南部地協第6回定期総会を開催しました。
安倍1強政治がますます暴走し、様々な格差が広がり、現役労働者の賃金と同じく「実質年金」は下がり続け、社会保障も細る一方で、私たちは「一寸先は闇」のような不安に包まれた毎日を送っているのが現状です。
年の瀬も押しつまって冷たい風がふくなか、この状況を何とかして打開したい、という熱い気持ちを持って徳退連南部地協構成組織の仲間が集まり、経過報告、活動方針、新役員体制などを満場一致で確認し、力強い「団結ガンバロー」で、気勢をあげました。

来賓:小笠原幸雄・徳島県退職者連合会長
   片岡可恭・連合徳島副事務局長
   井上正嗣・阿南市保健福祉部長
   仁木博文・元衆議院議員
   仁木啓人・阿南市議会議員
   福谷美樹夫・阿南市議会議員
   日下公明・元阿南市議会議員
   松本佳彦・連合徳島南部地協議長
   今治五百合・四国労金阿南支店長


    開会あいさつ:長尾副会長            廣田会長あいさつ


 総会議長は鳥海代議員(阿南市職員退職者会)      徳退連:小笠原会長

                       
                      来賓の方々


    連合徳島:片岡副事務局長         井上正嗣:阿南市保健福祉部長(市長代理)


    仁木博文元衆議院議員           福谷美樹夫市議会議員(市民クラブ)


         所用で遅れて駆け付けた仁木啓人議員からもご挨拶を受けました

そもそも2017年9月の解散は、森友・加計学園疑惑で行き詰まり、このままでは国会も開けない安倍首相が自分の保身と延命のために仕掛けたもので、どこにも大義がない。首相は解散の理由として『消費税の使途変更を国民に問う』と降ってわいたようなことを挙げましたが、選挙戦になると北朝鮮の脅威をひたすら煽ることで国民の不安を増し、『この国を守り抜く』のスローガンを前面に出して「軍備拡張路線」の自公与党に票を吸い込んでいくという作戦を展開しました。

森友・加計学園疑惑のせいで内閣支持率が下がったこともあって、一時は野党の議席が大幅に伸びそうだとの期待もありましたが、「希望の党」の出現によって「政策協定書」という「排除」のための踏み絵が野党を分裂させた結果、またしても自公を中心とした改憲軍拡勢力に三分の二を超える議席数を献上してしまいました。
「明らかに北朝鮮のおかげで選挙に勝てた」と平気で公言する麻生副総理。民意を無視した放言や失言が、もはやなんの責任も問われずに大手を振ってまかり通る独裁政治の継続を、またしても国民が認めてしまったことになります。

自公与党は選挙で勝利すると案の定さっそく加計学園問題についても林文科相が認可を与え「総理のご意向」をめぐる疑惑は払拭されないまま幕引きを始めたし、安倍総理は森友学園問題の再調査は行わないと明言、さらに国会での野党の質問時間を削減(カット)しようと画策、野党のチェック機能を削ぎ、国民の追求の声を排除し、安倍政権によるやりたい放題の暴走体制をより万全のものにしようとしている。

安倍総理は、選挙では耳触りの良い経済政策や景気対策を強調し、選挙が終われば選挙公約と全く関係のない法案を国会に提出し、これを強行するという暴挙を繰り返し行ってきました。それが秘密保護法や集団的自衛権の行使を含む安保法制であり、新たな共謀罪を盛り込んだ組織犯罪処罰法です。



   メッセージを披露する高橋幹事         議案を提案する湯浅事務局長

私たち徳退連南部地協は、民意を踏みにじる安倍1強政治の暴走、とりわけ社会保障制度等の大変厳しい政治情勢を打開すべく、2017年3月24日(金)、連合の方針について学習するとともに、介護制度の改正(改悪)についてセミナーを開催し、危機意識の共有を図りながら現退一致での様々な活動に参加してきました。
11月には阿南・那賀・海部のすべての自治体に対して「社会保障制度等に関する要請書」を提出、地域行政に関する医療・介護や防災などの項目について文書回答をいただき、具体的に意見交換し来年度の予算に反映していただくことを要請するとともに、私たちの生活に直結する社会保障政策・制度の改正については、共に県や国に対しての要請行動を強くお願いしました。
また衆議院議員選挙や阿南市議会議員選挙においては私たちの求める政策に連帯する候補者の当選を目指して戦いました。

かつて政府が消費税を増税するに当たり、国民に対して社会保障の拡充や莫大な国の借金返済にあてると約束していた使い道の変更案(幼児教育・保育の無償化)は、将来への不安をなくすために社会保障関係の充実を期待していた国民に対して何の説明もなく、まさに寝耳に水の話でありました。議論すべき場でなんの議論もされないまま、総理の一声で憲法改正のスケジュールも、税の使い道も、社会保障の内容も進められてしまうという独裁政治の横暴がまかり通っています。

年金を含め社会保障制度にとって重要なことは、現役労働者の雇用安定と処遇改善を全国民的合意のもとで実現することです。
このことなしでは各制度ともに財源問題にとらわれ、つぎはぎだらけの制度になってしまいます。


    会計監査報告する豊田監事        新役員体制の提案:原田副会長(新役員体制)


      副会長の交替挨拶、退任の情報労連・長尾さん(右)と新任の日下さん


   総会宣言の提案・猪井幹事             閉会挨拶:赤松副会長

退職者連合は、高齢者が人並みの生活を営むことができる年金、安心・信頼の医療と介護の充実、全ての世代に行きわたる社会保障制度の実現に向けて、連合とともに「現退一致」を合言葉に、中央・地方一体の運動をすすめています。私達南部地域協議会も「雇用の安定なくして社会保障なし」を基本に、連合の「労働法制等の改悪に反対する」行動や「自治体要請行動」等に連帯して「生き生きと安心して暮らせる福祉社会の実現」に取り組んでいきます。

これからも現退一致で力を合わせて活動を展開していきましょう!
2025年に到来する超高齢社会が、私たちが生き生きと暮らせる超安心社会でありますように。


   「安心・信頼の社会保障制度の確立で生き生きと安心して暮らせる社会にしよう」

               力強く「団結ガンバロー!」

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