2017連合徳島平和行動in広島
暑い夏、8月。広島・長崎原爆の日が近づくと連合徳島には、熱い心のこもった「平和の折り鶴」が県下のあちこちから集まってきます。
たくさんの「折り鶴」はいったん労福会館の入口に展示されます。その折り鶴をしっかりと抱いて、今年の連合徳島平和行動は広島の平和記念式典へ向かうことになりました。
総勢28名の内、南部地協からは3名が参加しました。
まずは8月5日、台風5号が近づいていて四国あたりに上陸するようだから少なくとも広島には雨雲がやってくるかも、という緊迫した情況のなかでしたが、バスは労働福祉会館前を朝7時30分、滑るように出発し一路広島方面へと向かいました。
一日目はまず午前中に「ホロコースト記念館」を見学しました。
午後からは「ピースウォーク」を行い、「慰霊碑」などを巡って、地元のボランティアの方からの説明をいただきながら、慰霊の心と平和への誓いを込めて、持ってきた折り鶴を、いくつかの慰霊碑に分けてしっかりと献納しました。その後夕方には連合主催「2017平和ヒロシマ集会に」参加しました。
2017年7月7日午前(日本時間7日深夜)、「核兵器禁止条約」が国連本部条約交渉会議で採択されました。広島と長崎への原爆投下から72年。「ヒバクシャにもたらされた苦痛」との一節を前文に入れ、人道的見地から核兵器の存在を否定する条約が誕生しました。
日本政府は唯一の被爆国でありながら、2017年3月の交渉会議への出席を、五つの核保有国などと歩調を合わせてボイコットし、安倍首相は、「日本政府は批准しない」と明言しました。これほど国民全体の、いや全世界の人々の切なる願いを平気で無視する政権がかつてあったでしょうか。
翌6日には平和祈念式典に立ち会い、続いて「平和記念資料館」を見学しました。
平和なくして人権なし、武力でつくる平和は武力の連鎖を生み、平和を踏みにじる。
折り鶴をこれ以上被害者の鎮魂のために折らなくていいように、永遠の平和への賛美と感謝のためにだけ折り続けられる、穏やかでハッピーな世界が一日も早く訪れますように、全世界の祈りの心と連帯して共に活動を続けていきましょう。
以下、平和行動をフォトアルバム風にまとめてみました。
猛暑、酷暑に負けず元気に行動する仲間の姿をご覧ください。