2020年3月6日

阿南・那賀・海部の自治体に対し、自治体要請行動を展開

~住民の福祉向上のために、自治体の皆さんと共に力を合わせて~

連合徳島は地協活動の強化と顔の見える労働運動の展開を重要な方針として掲げ、その一環として県下統一の自治体要請行動を展開しています。
2019年も基本的な要請項目をまとめ、県下3地協が一斉に行動を展開し南部地協は10月4日(金)に管内の自治体に対して「働くことを軸とする安心社会」へ向けた要請書を提出しました。
私たちは、住民の方々の福祉向上のために、何を、どのようにすればいのか、自治体の皆さんと共に、実現に向けて努力を重ねていきたいと考えています。

 


    美波町にて影治町長と           阿南市にて山本副市長、担当部課長と

 

私たちの求める「働くことを軸とする安心社会」の実現は、退職者の皆さんの求める「生き生きと安心して暮らせる社会」にとって必須の社会保障等に関する政策制度とも連動しており、自治体における様々な施策についても、ともに知恵を出し合って要請していく必要がある、との共通認識のもとに、今回も徳島県退職者連合南部地域協議議会(徳退連・南部地協)の皆さんの「社会保障制度等に関する要請書」の提出と一緒に、現退一致で自治体を廻りました。
徳退連の皆さんの求める社会保障制度の健全な維持継続には、何をおいても現職の皆さんの雇用の安定と子供を産み育てやすい制度・政策が必須・不可欠であることは言うまでもありません。
このため私たちは下記の日程で1市4町の首長さんへの要請行動を展開し、それぞれ文書による回答(見解)を頂き、そのうち地域行政に密接ないくつかの項目については具体的な見解を聞くなどして意見交換を行いました。

【回答日】
2019年11月13日(水):海陽町、牟岐町、美波町
2019年11月14日(水):那賀町
2020年 2 月28日(金):阿南市

【 南部地協要請内容 】は、1.地方税財政の確立 2.すべての労働者に対する職業能力開発機会の充実 3.良質な雇用・就業機会の実現に向けた対応 4.最低賃金の履行確保の強化など15項目。その内、地域行政に直結する 3.良質な雇用・就業機会の実現に向けた対応 5.公契約条例の制定による公契約の適正化 6.生活困窮者自立支援体制の確立と子どもの貧困対策、生活保護の運営体制の改善・充実 9.子ども・子育て支援新制度の着実な実施と、すべての子どもが心身ともに健やかに育つための環境整備 12.総合的な防災、減災対策の充実については口頭により回答や見解を示していただき、課題の解決に向けて忌憚のない意見交換をしました。「働くことを軸とする安心社会」へ向けた要請書
「社会保障制度等に関する要請書

 

   
 海陽町にて島田副町長と

 


 牟岐町にて枡富町長と

 

   
 美波町にて影治町長と

 


    那賀町にて坂口町長と        坂口町長と挨拶を交わす廣田・徳退連南部地協会長 

 

要請項目に対して、各自治体から、まずは文書による回答(見解)をいただき、続いて地方行政に直結した重点項目(南部地協は3.5.6.9.12。徳退連は3.4.5.6)について直接回答を受けた後、さらに深く見解等を求め、忌憚のない意見交換を行いました。

終了にあたり南部地協・松本議長から、「要請書の趣旨をふまえていただき、来年度の予算への反映をお願いすると同時に、住民の生活の根幹にかかわる部分では県や国の所管になる政策・制度が多く、地域行政の範疇を超えたそれらについては私たちと共通認識を持っていただき、機会をとらえて共々に、実態に即した改善要請をしていただきたい」、と強くお願いし、自治体の方々はいずれも大きくうなずいてくれたと思うので、私たちは意を強くして心から感謝の気持ちをお伝えし、帰途に就いたことでした。。
なお回答の当日は、当該自治体の労働組合(自治労)の方々にご配慮いただくとともに立ち会っていただきました。大変お世話になり、ありがとうございました。

  挨拶する日下公明・徳退連会長(阿南市)    市民クラブ議員、徳退連幹事ら(阿南市)

 

 

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