2016年10月27日

ベトナムアンサンブルチャリティコンサート開催

「第32回阿南市民平和の集い」共催
ベトナムアンサンブルチャリティコンサート開催

と き:2016年10月24日(月)18:30開演
ところ:阿南市文化会館・夢ホール
主 催:ベトナム民族アンサンブルチャリティコンサート
    in阿南実行委員会
共 催:阿南市民平和のつどい実行委員会
後 援:阿南市、阿南市教育委員会

このコンサートは、ベトナム戦争で枯葉剤爆弾によって被災し、今なおその後遺障害に苦しむベトナムの人たちを支援するためのチャリティコンサートです。 このたび、日本ベトナム平和友好連絡会議(内閣府登録非営利活動法人・大西繁治理事長)からの呼びかけを受けて、阿南市内の各団体の皆さんと実行委員会を設け、社会貢献・人権・平和・チャリティ活動として開催されました。
また、今年も8月に予定されていた従来の「阿南市民平和のつどい」をとりやめ、形を変えて、同実行委員会がこのチャリティコンサートに共催の形で参画しました。
もちろん連合徳島南部地域協議会、徳島県退職者連合南部地域協議会も実行委員会の一員です。
会場には構成組織からたくさんの仲間が、そして徳退連の皆さんも駆けつけてくれました。

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                カンパ、ありがとうございます

枯葉剤爆弾はベトナム戦争において1960年代にアメリカ軍によって使用された極めて残虐な化学兵器です。しかも直接被災した人だけでなく、その子どもたちへの後遺障害、遺伝子傷害など、子子孫孫への影響は計り知れない状況です。日本でもよく知られている“ベトちゃん、ドクちゃん”の事例はほんの氷山の一角なのです。
この度のコンサートの収益はすべて、これら被害児童を収容するリハビリ施設等を支援する為に寄付させていただきます。
この日、夢ホールの観客席は、休み明けの月曜日の夜にもかかわらず、たくさんの人で溢れました。

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                珍しい楽器がたくさん

ベトナムの音楽って聞いたことがない。楽器が珍しいんですか?アオザイってどんな衣装だろう。
へえ!踊りも見せてくれるの?
ベトナムの事は、私たち徳島・阿南の片田舎ではみんな馴染みのないことばかりなので、疑心暗鬼のまま来られた方も多かったかもしれません。

ところがどうでしょう!
休憩時間になってホールに出てきた皆さんの顔は実に満ち足りた面持ちで、そのままの足取りで真っ直ぐ、国の民芸品や、コンサートのCDなどを置いてあるところに向かい、あれこれと手に取って賑やかなこと、嬉しそうなこと。
身振り手振りで品物の説明を聞こうとする人、とりあえず英語で話そうとする人・・・。
普通に日本語で通そうとする人も(笑)。
そして、ホールのあちこちには、湧き上がってくる感動を、堰を切ったように熱く語る人が、見られました。

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色鮮やかな民族衣装、見たこともない楽器の数々。
ベトナムの音楽や踊りはあまりなじみがありませんが、コンサートでは、長い間ベトナム民族の中に伝承されてきた民族楽器の音色がやさしく、あるいは力強く次々と披露されました。
人口の50%を占めるベト族のほか53もの少数民族を抱えるベトナムの様々な要素が重なり独特の楽器類でベトナムの音色、奏でる美しく懐かしい音色は、私たち日本人の魂のルーツを彷彿とさせてくれました。

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            左手だけで弾くギターの、心にしみる音色に感動

 

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               そして名残惜しいフィナーレ・・・

【地球に恒久の平和を】
皆さん、こうしている今も、世界中のどこかでテロや民族・宗教間の争いがあり、武器を使った殺戮が絶えることがなく、その結果多くの女性や子ども、老人たちが、孤立と貧困と飢餓の犠牲の中で苦しんでいます。
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            後遺障害や頑張る子どもたちのパネル展示

ベトナムでは、米軍による枯葉剤爆弾投下からすでに50年以上を経ましたが、枯葉剤の毒は今もなお体内に宿り、永続した人間破壊兵器と化し国民を苦しめ続けています。
そんなベトナムの人たちに向けて、今各国のボランティアグループなどが様々な援助の手を差し伸べ続けています。

私たち日本は何をすべきなのか。誇り高き平和憲法を持ち、戦争を永久に放棄した私たち日本の国民は。

安倍内閣は安保法制を力ずくで改悪し、遠く世界中の紛争に駆けつけて人殺しができる「日本軍」を作る道を暴走し始めました。

私たちは憲法を踏みにじり、人権を顧みないこんな無謀な国を後世の人たちに残すわけにはいきません。

すでに32回を数える「阿南市民平和の集い」などの取り組みをより充実させるとともに、
私たちはこれからも市民の皆さんといっしょに平和を愛し、平和を守り続けて行く活動と積極的に手を携え、力を合わせて、この流れを押し戻す運動を展開していきましょう。

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