2016年8月12日

第32回阿南市民平和祈念集会、平和の火リレー出発式を開催

第32回阿南市民平和祈念集会、平和の火リレー出発式を開催をしました。
と き:2016年8月9日(火)8時   ところ:阿南市役所庁舎裏桑野川堤防上

阿南市民平和祈念集会(祈念集会実行委員会・阿南市共催)が市役所庁舎裏の堤防上で行われました。
岩浅阿南市長、久米市議会議長からの来賓挨拶をいただき、松崎実行委員長からは「今かつてないほど平和が脅かされる状況に立ち至っている。この運動継続の意義は大きい。来年の集会では平和祈念の塔が、新庁舎完成後の正面のしかるべき場所に設置されている。市民の皆様と共に期待するとともに楽しみにしましょう」と、阿南市の平和行政へのエールを含めた挨拶がありました。集会には実行委員としての阿南市婦人連合会(紅露清恵会長)の方々、連合徳島南部地協、徳退連南部の面々、そして市役所幹部など市職員や市民、およそ150人余りの方々が参加しました。
今、日本政府の戦争と平和に関するスタンスは、あたかも戦前に回帰しようとするかのように見えます。国民を監視したり、統制したりする法律や、国外でも戦争ができる安保法制などを数の力で着々と法制化し、その後「特定秘密保護法」の元に、国民には何も知らせず密かに法による実行準備中、又は実行中という段階に入っているのです。

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    松崎清治・実行委員長              岩浅嘉仁・阿南市長 

 

岩浅市長からは、いみじくも「戦争と対峙するという意味で、平和を築くのも、守るのも、極めてシビアなものがある。
それは歴史の中の現実が証明している。皆さんの力強い運動は極めて貴重であります」という内容の励ましのご挨拶をいただきました。
久米議長からは「32回を数えるこの祈念集会に敬意を表する。皆さんの今後のご活躍を祈念申し上げる」とのお言葉。
阿南市職・大和青年部長からは「平和の火リレー」代表としての力強い連帯の挨拶。
その後、全員で一分間の黙とうを行いました。
続いて市職・佐竹女性部書記長が「阿南市民平和宣言」を読み上げ、全体の大きな拍手で確認されました。

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    久米良久・阿南市議会議長            阿南市職・大和青年部長

 

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        黙とう

 

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「阿南市民平和宣言」を読み上げる阿南市職・佐竹女性部書記長

 

「平和の火リレー」出発式

平和祈念集会終了後、「第29回徳島県反核・平和の火リレー」阿南地区出発式に移りました。
徳島県実行委員会・田口事務局長からのあいさつに続き、阿南市実行委員会・大和市職青年部長から「平和の火」を掲げて走るにあたっての決意表明がありました。
戦争へと突き進んでいった「いつか来た道」が、再び繰り返されるのではないか、という不安と恐怖の中にある今日、地方から一人一人が平和を望む声を上げて活動していくことは非常に大事です。
阿南市長(市長不在のため代理:亀尾副市長)に対し、稲村青年部副部長から「平和な社会の実現を求める要請書」が、大きな拍手が沸き起こる中で、しっかりと手渡されました。

最後に、市職青年部を中心とした「平和の火リレー」の走者が、みんなの声援と拍手の中、終点の鳴門市役所を目指して元気よくスタートしました。

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   田口・徳島県実行委員会事務局長       リレー出発式決意表明・大和青年部長

 

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         阿南市婦人連合会の皆さん。今年もたくさんの方が参加してくださいました。

 

この運動は、国家補償の精神による「被爆者援護法」の制定、全世界から核兵器を無くすことを中心的な目標として1982年に被爆地広島ではじまり「走り継ごう!語り続けよう!ヒロシマ・ナガサキの心を」をスローガンに「戦争のない平和な社会の実現」を訴える活動として、全国で取り組まれています。
徳島でも1988年の第1回から今年で29回目を迎え、徳島人権平和運動センター青年連絡協議会をはじめ、各地区代表者などで構成する、青年学生平和友好祭徳島県実行委員会と県内各8地区実行委員会により取り組みを行っています。

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 亀尾副市長に「平和な社会の実現を求める要請書」を手渡す稲村青年部副部長

 

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     仁木市議を先頭にゴールの鳴門市役所に向けてスタートする青年部の人たち

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